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転職エージェントは本当に年収が上がるの?

転職エージェントの年収

転職エージェントでよくあるのは、70%とか65%の方が年収UPしたと言ったうたい文句です。
あれらの情報は決して間違えではありませんし、実際に転職エージェントを利用して、
年収が上がる方は多いと思います。

しかし、皆が皆な年収が上がるわけではありませんし、
そもそも年収が上がったという事は実際に転職出来た方で、
転職できない方も沢山います。

転職エージェントの年収UPの事例

転職エージェントで転職して実際にどのくらい年収がUPしたのか
具体的ににデーターを出している所とそうでないところがあります。
DODA転職エージェントの実績
<出典>dodaエージェントサービス
上記はDODAの転職エージェントで転職出来た人の実績です。

前職の年収が300万円以上を対象としているデーターで、
平均アップ額が56.7万円はかなり高いと思います。

また、平均年齢が31.1歳で平均転職回数が0.8回という事は、
アラサーくらいの年齢で始めて転職する人の年収が上がりやすいという事です。
つまり、新卒として入社して約5~10年くらい一つの企業でスキルや経験を積んで
キャリアアップのために転職する人の年収が上がりやすいという事です。

逆に言えば、年齢が高く転職回数が多ければ年収が上がりにくいとも言えます。

すんなり転職出来る方は企業から見れば魅力。

すんなり転職出来る方は企業から見れば魅力。
上記の転職エージェントの例はあくまでも転職出来た人の例で、
転職出来なかった人も沢山いることも事実です。

これは採用する企業の立場から考えればわかりやすいのですが、
転職エージェントを通して、人材を取るという事はそれだけのコストのがかかります。
転職エージェント仕組み
転職エージェント経由で採用が決まれば、
その人の年収の約30%の報酬を支払わなければいけません。

例えば、年収600万円なら180万円です。

企業としてみれば少しでもコストを安く抑えたいので、
出来れば普通の求人から応募してきた人を採用したいはずです。

にも関わらず、転職エージェント経由の人材を採用したいという事は、
それだけその方の経歴やスキルに魅力を感じているから、多少高くても採用するのです。

つまり、元々優秀な方なので年収が上がって当たり前という事です。

しかもそうした方達は転職が上手く行きやすいので
当然転職エージェントの年収UP率が高まります。

採用する企業はシビアだということ

転職エージェントのCAは、
少しでも求職者の年収や条件を良くしようと交渉してくれます。

そうすることで自分たちの利益にもなります。

しかし、それで企業側が簡単に首を縦に振るほど甘くはありません。

少し考えればわかりますが、
もしあなたの会社に何かの販売をしている営業マンが来ているとして、
この商品を高く買って下さいと
お願いされても簡単にはOKしないと思います。

もちろん、その商品が本当に欲しくて必要なら、多少高くても購入するでしょう。

しかし、高い金額を払うだけの魅力がなければ購入しません。

採用する側の企業も同じことです。

例えば、あなたが前職で年収300万円だとして、
次の転職先で600万円欲しいと思ってもそれは難しいと思います。

もちろん、中には企業とCAとで太いパイプがあり、
この人が言うなら、その条件で採用するという事も可能性はありますが、
採用する企業側から見れば、転職エージェントのCAというのは、
あくまでも営業マンという感覚です。

前職の年収を水増ししても意味はない

前職の年収を基準に条件にあった求人を探してもらう事になると思います。
また、転職エージェント側も前職の年収から大幅に下がる求人は提案してきません。

その時に少しでも年収を上げるために
前職の年収を水増しして伝える方がいますがそれはやめてください。
というのも転職先の企業に源泉徴収票を提出する必要があるので、
前職の年収はすぐにばれてしまい後々トラブルの原因になります。

それに利用者のスキル・経験・年齢などを考慮して前職で業界の標準を明らかに下回っていれば、
自然と年収UPに繋がっていきます。
それでも年収が上がらないという事は転職先の企業がそこまで魅力を感じていないという事です。

前職の年収は意味がなくあくまでもあなたの実績やスキルで判断される

どれだげ高い年収を希望するのか個人の自由ですが、
その年収で採用するのかを決めるのは企業です。

企業側から見れば、前職の年収がいくらあろうがどのくらい欲しいのかは関係なく、
応募している職種に対してこのくらいまでなら払えると決まっています。

当たり前の事ですが、求職者の希望年収と企業の払える年収に対してギャップがあれば、
企業が提示する年収で採用できる方を別に探すだけです。

どんなに転職エージェントに年収の交渉力があってもそれは変わりません。

あくまでも年収交渉というのは企業が払える額の範囲内で、その額はそれほど多くはないと思います。

もし仮に希望する年収を出しても採用したいという方がいるとすれば
業界でも有名なよっぽど優秀な方で多くの方はそこまで高い年収は望めません。

とにかく高い年収を求めらるなら、企業から求められる要求も高いと思っていて下さい。

正社員を雇用して高い年収を払うのは社員が思うよりリスクが高いのです。

MEMO

スキルが高く魅力的なキャリアでも年功型の給与を導入している企業や
そもそも業界の平均年収が低かったり、その企業の平均年収が低い企業なら年収UPは見込めません。

自分の年収の適性価格はわかる

ここまで転職エージェントを利用しても、
年収を上げるのは大変だという話をしましたが、
自分の適性年収を知ることは出来ます。

転職エージェントを利用すると、このくらいの経歴と年齢なら、
業界ではこのくらいの年収だと把握しているので、
企業側も安すぎる年収は提示してきません。

ですから、あなたの経歴や年齢ならどのくらいの年収なら
採用してくれるか適性価格を知ることは出来ます。

もし、自分が600万円欲しいと思っても、実際は400万円くらいの場合もありますし、
前職で300万円でも実際は500万円くらい貰える仕事をしていた可能性もあります。

そうした意味では、転職エージェントに登録する意味はあると思います。

転職して年収を上げるポイント

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自分の年収を上げるためにはいくつかポイントがあります。<br />
そのポイントを知らなければ、自分がどんなに頑張っても年収は上がりません。</p>
<h3 id=平均年収が高い業界に行く

少しでも高い年収を求めるなら
やはり給与水準が高い業界に行くことが近道です。

どんなにキャリアを積んでもその業界の年収が低ければ年収は低いままです。
逆に同じ量の仕事をして、業界は違えど同じくらいのキャリアでも
業界の違いだけで何倍も年収が変わってしまう事も実際にあります。

平均年収が高い業界は?

業界年収UP率
<出典>dodaエージェントサービス

こちらもDODAのデーターですが、
「専門商社」「人材サービス/アウトソーシング/コールセンター」
「金融」「建設/プラント/不動産」「総合商社」
に転職した人の年収が高くなっています。

これらの業界は以前から給与水準が高く、
高い年収を目指すなら、魅力的な業界です。

また、これらの業界で実績はなくても
異業種から転職して年収が上がった実績は実は最も多いのです。

実績に応じて年収が上がる企業に転職する

年功型の企業や評価基準が曖昧な企業に転職しても年収は高まりません。
個人の実績や会社の業績によって給与が高まり、
且つその評価基準が明確な企業に転職するのもポイントです。

特に大企業の場合、年功型の企業が多く、
その企業でどんなに業績を上げても年収が上がらないケースが多いです。

もちろん、元々の給与が高い可能性もありますが、
給与が上がらないとどんなに頑張っても一緒となり、
自分のキャリアを高める意欲がなくなる悪循環になる可能性もあります。

転職して自分の年収が上がる事も大切ですが、
頑張った分だけ年収が高まる仕組みの企業を選ぶ事も重要です。

専門性の高い職種を選ぶ

給与水準が高い業界に転職しても誰でも出来るような仕事だと変えがきくので、
いずれは年収が下がってしまう事もあります。
もちろん、実績を出し続ければ良いのですが、
現実はあまくはありません。

出来るだけ希少価値が高い専門職を目指すのが良いでしょう。
もちろん、今は経験がなくてもこれから勉強していくのもありです。
業種別年収
<出典>dodaエージェントサービス

上記のデーターを見てわかるように
やはり金融系の専門職は年収が上がりやすくなっております。

具体的には、ファンドマネージャー、アクチュアリー、アナリストなどでしょうか。
実績が伴う職種ですが、頑張って勉強すれば十分に目指せる職種でもあります。

福利厚生や各種手当が充実している企業を選ぶ

基本給はそこまで高いわけではありませんが、
福利厚生や手当が充実している企業を選ぶのもあります。

例えば、住宅手当や資格手当などがあれも額面上はそれほど高くなくても
実質年収UPになる事もあります。

また、残業手当がしっかりと付き、
実際に残業する人が多ければ年収は高まります。

年収は単純な金額ではなく、福利厚生や手当なども考慮して下さい。

年収を上げやすいおすすめ転職エージェント

第1位 リクルートエージェント
リクルートエージェント

リクルートエージェントは求人数が多くその分条件の良い魅力的な案件も沢山あります。
また、CAも優秀な方が多いので、年収UPの交渉もしっかりと行ってくれます。
ですから、明らかに前職での年収が業界の平均を下回っていれば年収が上がる可能性がたかくなります。
年収を上げたい方はリクルートエージェントの登録は外せません。

第2位 マイナビエージェント
マイナビエージェント

キャリアコンサルタントの質、求人の質、サポートの質、採用率、年収UP率など全てが平均以上の質を保ち、
かなり利用しやすい転職エージェントだと感じます。
特にサポートに関しては1社ごとに面接対策をしてくれますし、アピールポイントも丁寧に指導してくれます。
そのかいあって、面接の通過率が高いと企業側からも登録者側からの評判が良い転職エージェントです。
かなりおすすめです。

第3位 type転職エージェント
type転職エージェント

関東のみの求人ですが、登録者にキャリアがなくてもしっかりとサポートしてくれ、
キャリアコンサルタントの質もかなり高いと思います。その上できた方の年収UP率は71%にも及び、業界でもTOPくらいです。
経験やスキルが高い方はもちろん、そうでない方も対応してくれますので、
安心して転職活動が出来ます。年収の問題で転職を希望しているならおすすめの転職エージェントです。

第4位 パソナキャリア
パソナキャリア

他社の転職エージェントでは取り扱っていない求人を多数抱え、内容の良い求人が多いと評判が高い転職エージェントです。
年収UP率も、67.1%と高く、良い企業に転職できている方も多いようです。
また、独自の求人も多く掘り出し物の希望が見つかる可能性も高くなります。
他社で転職できなかった方がパソナキャリアで転職に成功した方も多いので、
とりあえず登録する価値はあると思います。