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転職に資格は必要?転職に有利なおすすめの資格を紹介

転職に資格は必要

転職や就職する際には資格を持っていたほうが有利とよく言いますが、
本当のところはどうなのでしょうか?

時間をかけて資格の勉強して就職や転職に役に立たないと思えば
不安になります。

そこで、このページでは就職や転職と資格の関係について紹介していきます。

資格がないと転職や就職に不利に働くの?

資格は転職に有利
結論からいうと、ある事に越した事はないが、
なければないでも良いと言う事です。

そもそも企業の採用担当が見ているのは、
今までどんな仕事をしてきて、どのようなスキルがあるかです。
資格がなくても、経験やスキルがあるなら転職に何の支障もきたしません。
(資格がなければできない仕事は別。看護師など)

資格というのは、その知識や技術の客観的な証明ではありますが、
経験がなければ現場では使えない事は、採用担当者は百も承知です。

しかし、冒頭でも言ったようにないよりはあった方が有利です。
特に社会人経験がない方は、資格をもっていることにより、
学習意欲や積極性をアピールできますし、仕事によればその資格があることで、
より仕事の幅が広がるものもあります。

ただ、それも比較対象によります。

例えば、あなたと同じ企業に面接した方が、
資格はないがスキルや経験があるならその方を採用しますし、
資格も経験もない方となら、あなたが採用される可能性が高くなります。

もちろん、資格も経験もない方と比較されても、
その方がほうが、より自分をアピールできれば、
そちらを採用する場合もあります。

日本人は資格に依存しがちで、
資格を持っていれば良いという意識が高いように思えます。
しかし、それは一昔前の話でそれよりも転職に際して重要なのは、
積極性や協調性、柔軟性などの形に表せないことです。
そのことをいかにして面接官にアピールできるかの方が重要な気がします。

多くの企業の求人では資格の有無は問わない

前述したように日本人は資格に過度の期待をしていて、
資格があれば転職が出来ると思い込んでいる節があります。

しかし、実際は資格よりも経験の方が重要で、
転職サイトや転職エージェント運営しているdodaによると、
77%の企業が資格の有無は問わないとされ、85%の企業が何らかの経験が必要となっております。

資格が必要というのは、医療や土木・建築などの専門職で
資格というはあれば尚可というくらいです。

管理人も資格も頻繁に面接をしていた頃は、
何の資格があるからではなく、どのような仕事をやっていたのかを重点的に見ておりました。

資格を持っているだけでは使いものにならないと現場の人間は知っている

資格を持っているだけでは使いものにならないと現場の人間は知っている
まず誤解のないように申し上げると資格を持っていてプラスにはなってもマイナスにはなりませんので、
決して資格を否定するつもりはありません。

ただ、一部でその資格がなければ仕事ができない専門職を除いて、
資格を持っているだけでは現場で何の役には立たない事を現場で働く人間が一番知っています。

新卒は別としても、今は一から仕事を教える余裕のある企業は少ないですから、
経験がなければ採用は難しくなります。

特に30代中盤~40代以上になると経験がない方を採用することはほとんどありません。

資格も大切かも知れませんが、それよりもまずはどうすれば経験が積めるのか考える事が大切です。

転職に有利な資格

どの資格が有利なのかは、業界によって異なりますので一概に言えませんが、
一般的に良いとされている資格をいくつか紹介していきます。

尚、ハードルの高い過ぎる資格はあえて紹介しません。
現実的に取得可能な資格のみの紹介です。
興味があれば参考にして下さい。

業種・職種 資格
事務系 ・日商簿記2級
・秘書検定
・文書情報管理士
・MOS
・TOEIC600点以上
総務・人事系 ・社会保険労務士
・行政書士
・ビジネス実務法務検定
不動産系 ・管理業務主任者
・宅地建物取引士
・不動産鑑定士
金融系 ・証券アナリスト
・証券外務員
・ファイナンシャルプランナー
IT系 ・基本情報技術者
・プロジェクトマネジャー
・情報処理安全確保支援士
介護系 ・社会福祉士
・介護福祉士
・ケアマネジャー
営業・経営系 ・中小企業診断士
・ビジネスキャリア検定
・販売士
全共通 ・運転免許証

事務系におすすめの資格

事務系の仕事を目指す人はこの5つの資格取得を検討してみて下さい。

  • 日商簿記2級
  • 秘書検定
  • 文書情報管理士
  • MOS
  • TOEIC600点以上

日商簿記2級

日商簿記は1~3級まであるのですが、
2級を取得するのがおすすめです。

3級だとアピールに弱く、1級は税理士の受験資格を得るために取得するものなので、
2級を取得すれば問題ありません。
日商簿記2級なら経理に必要な実務の基礎知識を見つけられます。

難易度
学習時間 150~200時間
詳細 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2

秘書検定

秘書検定はビスネスマナーが身に付く資格で、
事務系全般におすすめです。

秘書検定は、3級・2級・準1級・1級に分かれており、
最低でも2級以上、出来れば準1級は欲しいとこです。

難易度 低(2級)
学習時間 30~50時間(2級)
詳細 https://jitsumu-kentei.jp/HS/index

文書情報管理士

文書情報管理士は、企業で取り扱う帳票類、伝票類、技術資料などの資料全般を
パソコンの画面で見るためのスキャナ技術や
多くの書類を保管するためのマイクロフィルム技術などの知識や法律に関しての資格です。

上級・1級・2級の3つに分かれますが、
まずは2級を取得して出来れば1級を目指したいところです。

事務系の仕事をするなら、
どの業種でも必要なので実務的な資格です。

難易度 低(2級)
学習時間 30~50時間(2級)
詳細 https://www.jiima.or.jp/qualification/docinfo_sv/intro/

MOS

MOSとはマイクロソフト オフィス スペシャリストの略で、
WordやExcelなどマイクロソフト製品のスキルを証明するための資格です。

事務系の仕事をするなら必ず使うWordやExcelの知識やスキルが身に付くので
是非取得したいとこです。

このMOSはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)に分かれており、
とりあえずスペシャリストを取得すれば十分です。
より高度なスキルを身に付けたければエキスパートを取得しても良いですが、
スペシャリストで学ぶ基礎知識でも十分実務に役に立ちます。

難易度 低~中(一般)
学習時間 60時間(一般)
詳細 https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html

TOEIC600点以上

グローバルな時代なのでTOEICの点数は評価されます。
英検よりTOEICの点数を重要視する企業は沢山あります。
600点以上あれば履歴書に書けますが、出来れば800点はほしいとこです。

難易度 中~高(600点)
学習時間 350時間(600点)
詳細 https://www.iibc-global.org/toeic.html

総務・人事系

総務や人事系の仕事を目指すなら
以下の3つの資格がおすすめです。

  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • ビジネス実務法務検定

社会保険労務士
社会保険労務士は企業の労務管理や社会保険手続きなど
総務や人事に関する法律のスペシャリストです。

本来は独立開業型の国家資格ではありますが、
今は企業の社員として働く勤務社会保険労務士が多くなっております。

この国家資格があれば、転職する上での武器になります。

ただ、法律に関する国家資格なので難易度は高く、
司法書士や司法試験から見ればかなり緩いのですが、
それでも3回くらい受験してやっと合格した言う人はザラにいます。

難易度
学習時間 800~1,000時間
詳細 https://www.sharosi-siken.or.jp/

行政書士

行政書士は官公庁に提出する必要がある書類を
代行して作成する事が出来る国家資格です。

基本は独立開業型の資格ではありますが、
行政書士の資格があることで、
転職の際のアピールにもなります。

ただ、社会保険労務士と同じで難易度が高いため
しっかりと学習計画を立てていかないと
合格するのは困難です。

難易度
学習時間 800時間
詳細 https://www.sharosi-siken.or.jp/

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定は営業や販売、人事、総務など
あらゆる業務の法律的知識を身に付けるための資格です。

社労士や行政書士のような国家資格でないので、
独占業務は出来ませんし、法的な強制力はありません。

しかし、企業の業務に必要な法律の知識を幅広く見つけられるため
企業の人事や総務では重宝される資格でもあります。

ビジネス実務法務検定は1級、2級、3級に分かれており、
出来れば2級以上を取得したいとこです。

難易度 小(2級)
学習時間 100時間(2級)
詳細 https://www.kentei.org/houmu/

不動産系

不動産系の仕事でおすすめの資格は3つです。

  • 管理業務主任者
  • 宅地建物取引士
  • 不動産鑑定士

管理業務主任者

管理業務主任者とはマンションの管理委託業務をする際に
重要事項の説明や管理事務の報告を行う事が出来る国家資格です。

簡単に言ってしまうと、マンションの管理業務を行う際は
管理業務主任者の有資格者がいないと営業出来ないという事です。

難易度
学習時間 300時間
詳細 http://www.kanrikyo.or.jp/kanri/

宅地建物取引士

宅地建物取引士はいわゆる宅建です。

宅建は土地・建物の売買や賃借などの契約をする際に
重要事項の説明や重要事項説明書への記名・押印などを
する事が出来る国家資格です。

不動産業をする際は宅建の有資格者が必ず必要です。

日本最大規模の国家資格で不動産業でなくても
各企業から重宝される資格です。

難易度
学習時間 200~300時間
詳細 http://www.retio.or.jp/

不動産鑑定士

不動産鑑定士は不動産の価値を金額として評価する事が出来る国家資格です。
不動産鑑定士は独占業で不動産鑑定士以外が不動産の評価鑑定すると違法になります。

不動産業界に就職するのも有利ですし、
独立開業する事も可能です。

しかし、難易度は高く、
今回紹介した資格の中では断トツに難しいです。

難易度
学習時間 2000時間以上
詳細 https://www.fudousan-kanteishi.or.jp/

金融系

金融系におすすめの資格は以下の3つのです。
金融系は将来の年収増に繋がる可能性も高いので、
これらの資格は転職する上でも
自分のキャリアUPをする上でも魅力的です。

  • 証券アナリスト
  • 証券外務員
  • ファイナンシャルプランナー

証券アナリスト

証券アナリストとは、債券市場、商品市場、景気動向などの証券投資分野で
投資価値の評価を行い、投資助言やサービスを提供していきます。

多くの人は資産運用会社や銀行・保険会社などで
活躍しております。

転職に限らず、知識としても有効なので、
投資に興味があれば是非学習したい資格でもあります。

ただし、資格取得するには、
日本証券アナリスト協会の通信講座を受講する必要があり、
受験料も高く入会費も年会費もかかります。

  • 一次試験通信講座:55,500円
  • 一次試験受験料:12,400円
  • 二次試験通信講座:52,500円
  • 二次試験受験料:8,200円
  • 入会費:10,000円
  • 年会費:18,000円
難易度
学習時間 200時間
詳細 https://www.saa.or.jp/

証券外務員

証券外務員とは証券会社や銀行などの金融商品の専門的な知識を有する資格です。

証券外務員は一種と二種があり、
やはり一種を取得するのがおすすめです。

一種に合格するとデリバティブや信用取引を取り扱えるので、
転職する際の武器になります。

難易度
学習時間 100時間
詳細 http://www.jsda.or.jp/

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(以下FP)とはお金に関する専門家で、
各家庭の投資、住宅ローン、不動産、教育費、年金、金融商品、老後、相続などの
ライフプランニングを提案していきます。

保険会社に勤務する事が多く、その他にも銀行や証券会社、不動産業界などでも
活躍しています。

このFPは、日本FP協会と一般社団法人 金融財政事情研究会の
2つの機関が実施しており、知名度としては日本FP協会が高いです。

1~3級まであり、取得するなら2級以上がおすすめで、
最終的には1級を目指して下さい。
3級でも基礎知識は身に付きますが、
転職にはそれほど有利にはなりません。

逆に1級を取得すれば、知識があると思われ転職に有利になります。

難易度 中(2級)
学習時間 300時間(2級)
詳細 https://www.jafp.or.jp/

IT系

IT系はIT企業はもちろん、それ以外の企業でもIT技術の導入は不可欠なので、
とても魅力的な業種です。

  • 基本情報技術者
  • プロジェクトマネジャー
  • 情報処理安全確保支援士

基本情報技術者

基本情報技術者とは、ITシステムの開発や運用・ネットワーク技術・データベース技術・セキュリティなど
ITに関する幅広い知識を学べる国家資格です。
IT業界で活躍するのに必要な知識が身に付きますので、
是非とも取得したい資格です。

この資格を取得するれば多岐にわたる業界や企業への転職が有利になります。

難易度
学習時間 200時間
詳細 https://www.ipa.go.jp/index.html

プロジェクトマネジャー

プロジェクトマネジャーとは、予算や品質、納期、成果など
ITプロジェクト全体を管理するマネージャーの役割を果たす知識が身に付く資格です。

このプロジェクトマネジャーとしての資格を取得することで、
どの企業も欲しがるマネージメント能力を高める事が出来ます。

経験がなくてもプロジェクトマネジャー試験に合格するだけで
転職する際の武器になります。

難易度
学習時間 200時間
詳細 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティ関する知識を有する事が出来る国家資格です。
この資格はあれば公的機関はもとより、大規模なシステムを導入している大手企業への
転職のアピールにもなります。

ITのサイバーセキュリティ専門家を目指すなら魅力的な資格でしょう。

難易度
学習時間 500時間
詳細 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

介護系

介護系の仕事は高齢化が進む中で必要不可欠な資格です。
介護系の資格を有するだけで転職の可能性は高まります。

  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • ケアマネジャー

社会福祉士

社会福祉士は、福祉や医療などの仕組みや法律などに関して
相談援助する事が出来る国家資格です。

福祉や医療の相談は資格がなくても出来ますが、
国家資格を有していれば信用度が付き転職に有利になります。

介護系への転職を考えていればかなりおすすめの資格です。

難易度 小~中
学習時間 300時間
詳細 http://www.sssc.or.jp/shakai/index.html

介護福祉士

介護福祉士は介護に関する国家資格です。
介護は資格がなくても可能ですが、介護福祉士を取得することで、
年収が高まり、条件の良い施設に転職が出来る可能性が高まります。
また、マネージメントをする事も可能になります。

介護を目指すなら必須と言っても良いくらいの資格です。

難易度
学習時間 100時間以内(研修や専門学校の学習期間は除く)
詳細 http://www.sssc.or.jp/kaigo/

ケアマネジャー

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは介護が必要な人が適切なサービスを受けられるように
コーディネートするための知識が身に付く資格です。

介護者がどのような介護が必要でどのようなサービスを利用すれば良いのか
適切に提案する事が出来るようになります。

介護のサービスは複雑な制度があるため、
現代日本に取ってケアマネジャーは重宝されます。

難易度
学習時間 100~150時間
詳細 http://www.sssc.or.jp/shien/

営業・経営系

営業や経営は経験や実績が物を言います。
ただ、資格を取得する事で基礎知識が身に付き、
信頼性も高まるので余裕があれば是非取得を検討して下さい。

  • 中小企業診断士
  • ビジネスキャリア検定
  • 販売士

中小企業診断士

中小企業診断士とは中小企業に対する経営コンサルタントをする国家資格です。
コンサルするには資格がなくても可能ですが、
社会的な信用が付きますので、仕事が依頼されやすくなります。

中小企業診断士は独立開業型の資格はありますが、
会社員として転職するためにもアピールになります。

難易度
学習時間 1000時間
詳細 https://www.j-smeca.jp/index.html

ビジネスキャリア検定

ビジネスキャリア検定とは企業で働く人材を正しく評価するための知識を学ぶ資格です。

具体的には人事や営業、経理、生産管理など経営に必要なあらゆることを
を身に付けられます。

ビジネスキャリア検定は1級、2級、3級、basicの4つに分かれ、
2級以上を目指すのが良いでしょう。

難易度 小~中(2級)
学習時間 100時間以内(2級)
詳細 https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/

販売士

販売士とは販売に関する接客、コスト管理、商品開発、物流、人材など
様々な知識を身に付けるための資格です。

販売士は1~3級まで3つに分かれており
最低でも2級以上、出来れば1級は欲しいとこです。

難易度 小(2級)
学習時間 50~70時間(2級)
詳細 https://www.kentei.ne.jp/retailsales